社長挨拶
2000年以降のデジタル化の潮流は社会のペーパーレス化をもたらしました。 イムラにおいても中核であるパッケージ事業において、需要減少が顕著となるなど、少なからず影響を受けてきました。一方で、近年はSDGsへの関心の高まりから、リサイクル可能な紙製品が再評価されるなど、私たちを取り巻く環境は日々刻々と変化しています。
イムラは1918年に荷札メーカーとして創業しました。その後封筒業界に進出し、以後、業容を拡大して、2018年には100年企業の仲間入りを果たしました。今では多くのお客さまにイムラのサービスや商品を提供することができていますが、創成期は新しいイノベーションを次々と起こすクリエイティブな企業であり、まさにベンチャー企業でありました。その根底には、〝他社にはまねのできないオリジナリティ豊かなサービスや商品を世に送り出し、お客さまや社会に幸せを実現させる″という強い気概と信念がありました。さらに弊社従業員も個々人の活動を通じて「幸せを実感する」という「幸せの循環」がありました。
100年という歳月を経て第二の創業期を迎えるにあたり、創業時の想いを共有し、社会やお客さまが求める価値を創造するソリューション提供企業であり続けることを、今一度強く意識するため、新しい「経営理念」を制定することといたしました。
新しい経営理念である『IMURA PHILOSOPHY STRUCTURE』は「PURPOSE」「SPIRIT」「PROMISE」の3層で構成されています。
「PURPOSE」はイムラに受け継がれてきた「創業精神」に立ち返り、 "潤創 社会と人生に潤いを創造する"と定め、これを経営理念の起点としております。
「SPIRIT」は"Give & Give& Give"という「先義後利」の精神を共有し、「付加価値の創造」「価値観の共有」の実現に向け、全社員が「大切にすべき想い」として位置付けています。
「PROMISE」は従業員一人一人の行動指針として定義しており、5つの項目で構成されています。
以上の『IMURA PHILOSOPHY STRUCTURE』を制定するとともに、社名の変更とあわせ、新生イムラを力強くスタートさせたいと考えております。
また、お客さまの企業情報はもちろん、その先にいらっしゃる個人消費者の膨大な情報を取り扱う企業の責任として、情報管理体制を確立し、すべての情報の管理に細心の注意を払って厳守することをお約束します。
これからのイムラにぜひご期待いただき、多大なご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長 兼 最高経営責任者(CEO) 井村 優